あひるのえほん
SINCE 2000.9.7

 

空の葉


言葉は言の葉
空気は空の葉

感じる事がありまして、
空気で伝わることもあり

ただ穏やかに、朗らかに、
流れているとつたわる空気

確かに伝わる流れる言葉
空の葉、言葉、空気の言葉

思えば伝わる、流れる想い





まあいいや

空があんまり高いので

くもがあんなに遠いので

あっちのハゲたお山へ行こう

茶色く落ちたお山へ行こう






あるので、ちゃんと、まっていよう

うれしく、ずっと、まっていよう

空気をかんじるときみたい

そっと、こっそり、やってくる

いつのまにやら、ひたってて

うれしく、ながれる、そらがきた







あなたのなかのいいとわるい

何かをほしがると

また別のいいとわるいができる

なるべくほしがらないと

あなたのなかのいいとわるいで

やっていけるよ






いくつかの歌が
いつも聞こえる

立ち止まり、流れ
関わるように過ぎて行く

願い祈り囲まれる
いつも優しく包む様に

ただ立つあなたが
あるように

透明にあこがれて
歌がながれる

とぎれ無いように
少しの時間でも
あなたが満たされ続けるように
歌が流れ続けるように
そこにわずかでも
私が流れるように






花束を贈ろう


純粋な気持ちだけを込めて
純粋な思いやりだけを込めて

いたわり慈しみ優しさ
他には何も混じらない


純粋な気持ちだけを込めて

何時かあなたに贈れるように


花束を贈ろう


 




どんな理由でも

一心不乱に泣けるなら

まだ、なんにでもなれる






辿り着いた場所がどこだろうとも

許されない場所などどこにもない

あなたが寂しく思うなら

あなたが誰かを想うなら

誰かを優しく包む様に

あなたを優しく包んであげてください







綺麗な想い

我もなく彼もなく境界もなく

ただ一つ宙にあるような

願い祈り一つの想い

計算もなく都合もなく予定もなく

白く透き通り、永遠にそこにあるような

 

今日玄関先にツバメが巣を作り始めました

微笑みながら喜べるように





何もないと思えばいい

すぐれてもいない

何ももっていない

誰もいない

ささやかに

ほんのすこしでも

受け入れてもらえるなら

それを喜びにして







あきらめなさい!

あなたはあなたの行きたい場所にしか行けない。

いらないものを望まない。

予定や都合で変われない。

あなたの中に種はある。

あなたの望むものは素敵なもの。

あきらめなさい!

あとは行くだけ。

あなたの行きたい場所以外には行けない。

そこが一番素敵です。

いらないものは望まない。

あなたが行きたい場所が一番素敵です!





僕はあなたに出会いたかったので、

幾つか、良いことをしてみました。

僕はあなたに出会いたかったんで、

幾つか、悪いことをしてみました。

ぐるぐる回って、今だに僕は同じ所にいます。

何十年たっても、同じことの繰り返しばかりしそうなので、

そろそろ終わりにしようかと思いましたが、

僕の知っている優しい人達は、まだ優しく微笑んでくれているので、

もう少し、てくてく歩いて行くことにしました。

僕が今まで受け取ったものは、

きっと誰かに優しく渡せるはずなので、

あなたに出会うまで、

僕はくるくるしてても、良いのです。






あしたあなたに会う予定です

待っててくださいね

きっと行きます、8時ごろ

2階の窓を叩くかも知れません

ピンポーンと鳴らすかも知れません

カーテンを開けてみてください

こっそりそこで待っているかも

あしたあなたに会う予定です

きっと待っててくださいね






おっきいもの1つ
どっか〜んと
僕にはぜったい
動かせないよな
おっきい石1つ
どっか〜んと






-空飛ぶ-

飛んでみよう、そうしよう!
一万三百三十五回。
飛んでみようとしたならば。
一万三百三十六回目。
ほんとに空を飛べるらしい。

でもまだ誰もそんなにやってみたことがない。
だから、僕が初めにやってみよう。
これ、ほんとにほんとのお話です。






-すっーと-
 
すっーと    水平線がいっぽん。
さわさわと   しろい雲がいくつか。
ずっーと    そらが青くて。
ぴかぴかと  なみがそよめいて。

あとーなにかほしい?
あとーなんもいらない!

ずっーとこのままだと
なんか ぜんぶ しあわせそう。







-てけてけ-

てけてけてけと、誰かが行った
とことことこと、誰かも行った

つけてもないのに、足跡がついた
たどってもないのに、小道があった

あっちでどっこん、こっちでどっこん
壁もないのにぶつかって、
よちよち歩きで行ったり来たり

とことこてけてけ、とことこてけてけ

たどった小道とついた足跡
残してないのに、のこって







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